
巻き爪・嵌入爪
巻き爪・嵌入爪
巻き爪や嵌入爪(かんにゅうそう)は、爪が正常な形状を保てずに湾曲したり、皮膚に食い込んだりする状態を指します。特に足の親指に発生しやすく、痛みや炎症を引き起こすことがあります。巻き爪は爪の両端が内側に強く湾曲する状態であり、嵌入爪は爪の端が皮膚に食い込んで炎症を伴うものです。
巻き爪や嵌入爪の原因はさまざまですが、主に以下の要因が挙げられます。
深爪をすると、爪の端が皮膚に食い込みやすくなり、嵌入爪を引き起こします。
先の細い靴や窮屈な靴を履くことで、爪に圧力がかかり、巻き爪の原因になります。
正しい歩き方ができていないと、足の指に不均一な圧力がかかり、爪が変形しやすくなります。
家族に巻き爪の傾向がある場合、遺伝的に巻き爪になりやすいことがあります。
高齢者は爪が厚くなり、変形しやすくなるため、巻き爪になりやすくなります。また、糖尿病や血行不良の方は特に注意が必要です。
ランニングやサッカーなど、足に負担がかかるスポーツをしている方は巻き爪になりやすい傾向があります。
症状は軽度から重度までさまざまですが、以下のような症状が現れることがあります。
症状が進行すると、爪の周囲に肉芽(にくげ)と呼ばれる柔らかい組織が盛り上がり、さらに痛みや感染症のリスクが高まります。
当院では、患者様の症状や爪の状態に合わせて、最適な治療方法をご提案いたします。
皮膚を引っ張り、爪が食い込まないようにします。
爪に特殊なワイヤーを装着し、自然な形に矯正します。
透明なプレートを爪に貼り付け、徐々に平らな形に戻します。
食い込んでいる爪の一部を切除し、再発しにくくする治療法です。
炎症がひどい場合、爪の一部を取り除く処置を行います。
感染が進んでいる場合は、膿を取り除き、肉芽を除去します。
ご自身でできる予防やケア方法も大切です。
巻き爪や嵌入爪は放置すると悪化し、痛みが強くなったり、感染症を引き起こすリスクが高まります。痛みを感じたら、早めに専門医の診察を受けることが重要です。当院では、痛みの少ない治療方法を提供し、患者様一人ひとりに合った治療を行います。
TOP